映画が私に教えてくれたこと

感想をつらつらと綴ります。

最期に何かを残したい

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あなたの旅立ち、綴ります 2018.2.24 日本公開


あらすじ

自分を曲げない成功者のおばあさんが、自分にいい訃報記事を書いてもらう為に若い女性記者に依頼する物語。自分勝手な婆さんに振り回されながらも人生の大先輩に刺激され、世代を超えた友情を築いてく。

 

この映画も観たかったけど観に行けなかった映画、Part2です。そんな映画多いなぁ。それで後でこうやって観てスクリーンで観るともっとよかったんだろうなぁって後悔するタイプ。この映画はですね予告をYouTubeで観てたんですよ。なのになぁーんで観に行かなかったんだろう。はぁ~、すっごく残念。そんな事はさて置き、こちらの映画、訃報記事を生前から依頼するって!て思いましたよ、最初。でも今エンディングノート書く人いるみたいなのでこういったケースもおかしくない時代になってきてますよね。にしてもこのおばあさん(ハリエット・ローラー)、依頼した割りには周りの人にまーったく好かれてないからいい訃報記事なんて書ける訳ないんですよ。そこから始まる物語なんですが、いい記事にするために奮闘するする。施設に行って自分と馬の合う子を見つけ、後に一緒に行動したり。でもその子(ブレンダ)がほんとハリエットと相性抜群なんだよなぁ。お互い楽しそうですもん、一緒にいて。何か最初はいい記事にする為にありとあらゆる事をしていくんですが、最終的にやりたい事を思いのまま気が済むまでやってるような気がしました。ハリエットの事を最初かなり煙たがってた女性記者(アン・シャーマン)も接するにつれ彼女に対する見方が変わってきます。そして記事にしていきます。今までの依頼された訃報記事は依頼者の近辺取材で書かれた記事で、て亡くなった後に依頼するのでそれしか方法はないんですが、今回の依頼は生前でしかも依頼者が一筋縄ではいかないような人物。でも生前依頼だからこそ本人に取材を続け深く関わり、周りの人達よりも彼女の事を理解し一緒に過ごす時間を楽しむようになる。そして別れが訪れて葬儀でアンが訃報を読むんですが、家族でもなければ年齢もだいぶ上、付き合いも短い、でもハリエットと出会い短かったけど密な時間を過ごしたからこその素敵な訃報で、見送られたハリエットはとても幸せだったと思います。“死”は必ず訪れる。事故ではない限りその時が来るまでどんな人生を送るかは自分次第、って事です。

 

登場人物&キャスト

  • ハリエット・ローラー(シャーリー・マクレーン) 会社創設者で広告業界で成功を収めた元社長。自分にはNOがないってくらい我が強い。
  • アン・シャーマン(アマンダ・セイフライド) ハリエットに振り回される女性記者。自分に自信が無く本当にやりたい事が出来ずにいる。
  • ブレンダ(アンジュエル・リー) 施設にいたがハリエットに見出され後に一緒に行動することになる。
  • エリザベス(アン・ヘッシュ)ハリエットの娘。何十年もハリエットと会ってない。
  • ロビン・サンズ(トーマス・サドスキー) アンが聴いてたラジオのDJ。選曲、トークスキルは音楽好きラジオ好きのハリエットに称賛されてる。
  • エドワード(フィリップ・ベイカー・ホール) ハリエットの元夫。嫌い嫌いと言いながらも誰よりもハリエットの事を心配し愛してる。
  • ロナルド・オロム(トム・エヴェレット・スコット) アンがライターとして勤めてた会社の上司。会社の名誉を守るためにハリエットの依頼を受けアンに丸投げする。

 

監督:マーク・ぺリントン 脚本スチュアート・ロス・フィンク

字幕:今井祥子 配給ポニーキャニオン 上映時間:108分